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糖尿病内科

1. 糖尿病とは

 糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる病気です。適切な治療を受けずに血糖値が高い状態が続くと、全身の血管にダメージが及び、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。一方で、きちんと治療を行えば、糖尿病のない方と同等の生活の質(QOL: Quality of Life)を保つことができます。
 糖尿病には主に1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他特殊な糖尿病があります。どのタイプも「血糖値が慢性的に高くなる」という共通点がありますが、それぞれの背景や原因は異なります。特に2型糖尿病は「生活習慣病」とされているものの、生活習慣だけが原因ではなく、遺伝的要因や体質、加齢などが複雑に絡み合っています。こうした要因を的確に見極めることが、最適な治療には欠かせません。
 近年、非常に有用な糖尿病治療薬や医療機器、デジタルデバイスが登場しており、これらを適切に活用することで、多くの重大な合併症を予防することが可能です。糖尿病は、軽視も過剰に恐れることもせず、正しい知識をもって付き合うことが大切な病気です。

2. 当クリニックの糖尿病診療の特徴

 上に述べたように糖尿病は、生活習慣だけが原因で発症する病気ではありません。しかし、生活習慣が血糖値に大きく影響することも確かです。当クリニックでは、糖尿病と診断されたことを契機に、ご自身の食事や運動を見直し、より健康的な身体づくりを目指すお手伝いをしています。
 治療計画を立てる際には、糖尿病の病態や合併症、併存疾患を正確に把握した上で、食事療法・運動療法・薬物療法を含む個別化した治療プランを提案し、患者さんとともに治療方針を決定します。その際、患者さんの経済的負担を最小限に抑える方法から、医学的に最善と考えられる治療法まで、複数の選択肢を提示し、それぞれを丁寧に説明します。
 また、糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症、肥満、加齢に伴う併存疾患にも配慮し、包括的な診療を提供しています。選択した治療が適切な結果をもたらしているかを継続的に評価し、必要に応じて柔軟に調整を行います。
当院の医師は、院長および非常勤医師ともに糖尿病専門医です。1型糖尿病や妊娠糖尿病、遺伝子異常による糖尿病、膵性糖尿病など、さまざまなタイプの糖尿病患者さんが安心して通院できるクリニックを目指しています。

3. 当クリニックで行える検査・治療内容

検査

  • 院内: HbA1c測定、血糖測定(ブドウ糖負荷試験を含む)、血球検査、尿定性検査、体組成検査(InBody)
  • 合併症スクリーニング検査: 尿中アルブミン測定、神経障害評価
  • 院外依頼: 各種血液・尿検査(インスリン分泌能評価など)

治療

  • 内服薬(院外処方)
  • インスリン・GLP-1受容体作動薬の外来導入(院内処方)
  • インスリンポンプを使用した持続皮下インスリン注入療法
  • 自己血糖測定・間歇スキャン式持続血糖測定

4. 初診の流れ

 現在、当クリニックでは予約制を採用していません。ただし、糖尿病の初診には問診や各種検査に時間を要するため、混雑状況によってはお待たせする場合がございますので、時間に余裕をもってお越しください。なお、絶食状態で行う必要がある検査もあります。その場合、食事を摂って受診された場合は後日改めて検査を行う場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 事前にお電話いただければ、比較的空いている時間帯や絶食の必要性についてご案内可能です。また、初診時には、以下をご持参いただけるとスムーズです。

  • 健康保険証、マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
  • 紹介状(お持ちの場合)
  • 現在服用中の薬がわかる薬手帳
  • 過去の健康診断結果や他院での検査結果(可能な範囲で)

※令和7年8月から予約優先制を開始予定です。8月以降に受診をご予定の方は、お電話での予約をお勧めします。

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